2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」が話題となっています。
本作は『アンパンマン』の作者・やなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた二人の物語を描いた作品です。
ドラマの舞台となるのは、高知・茨城・東京の3か所。撮影地の詳細や、やなせさんゆかりのスポットについて詳しくご紹介します。
この記事を読むとわかること
- 朝ドラ「あんぱん」の舞台となる高知・茨城・東京のロケ地
- 主人公・朝田のぶと柳井嵩の物語と実在のモデル
- 撮影地の詳細や作品のストーリー展開の見どころ
朝ドラ「あんぱん」の舞台はどこ？主要なロケ地を紹介
2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」は、高知県出身の漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢さんの人生をモデルにした物語です。
本作の舞台は高知県、茨城県、東京都の3つの地域で、各地で撮影が行われています。
それぞれの場所が持つ背景とともに、ドラマの重要なシーンがどこで撮影されるのかを詳しく解説します。
高知県：やなせたかしの故郷が舞台
本作の中心的な舞台となるのは高知県です。
やなせたかしさんが幼少期を過ごし、戦後に新聞記者として働いていた場所でもあり、物語の中でも「のぶ」と「嵩（たかし）」の成長や出会いが描かれる重要なロケ地となっています。
琴ヶ浜や物部川など、高知の自然あふれる風景の中で撮影が行われており、戦前・戦後の高知の町並みも再現されています。
茨城県：時代背景を再現する撮影地
茨城県は、ドラマの中で戦時中や戦後の日本を再現するための撮影地として選ばれています。
特にワープステーション江戸は、NHKの朝ドラ「虎に翼」などでも使用された撮影スポットで、昭和初期の街並みを再現するのに最適な場所です。
また、古河市の雀神社や旧茨城県立土浦中学校本館もロケ地として使われており、物語の歴史的な背景をリアルに演出します。
東京：二人が夢を追いかけた地
戦後、高知を離れた「のぶ」と「嵩」は東京で夢を追いかけることになります。
彼らが暮らした場所や働いた新聞社、さらにやなせたかしさんが働いていた三越百貨店のデザイン部などがロケ地として登場する可能性があります。
また、やなせたかしさんの自宅があった新宿区片町も、ストーリーの重要なシーンで描かれるかもしれません。
このように、「あんぱん」の物語は3つの地域を舞台に、主人公たちの成長と時代の変化を描いています。
高知県のロケ地一覧
朝ドラ「あんぱん」の主要な舞台となるのは高知県です。
主人公・朝田のぶ（今田美桜さん）が育った地であり、戦争を経て新聞記者として活躍するまでの背景が描かれます。
高知の美しい自然や歴史ある街並みが、作品の中でどのように映し出されるのか注目が集まっています。
琴ヶ浜（芸西村）：物語の重要な舞台
クランクインの地となったのは高知県安芸郡芸西村の琴ヶ浜です。
ここでは、のぶがパンの配達を終え、海を眺めながらかき氷を食べるシーンや、柳井嵩（北村匠海さん）が弟・千尋と砂浜で遊ぶシーンが撮影されました。
琴ヶ浜は「日本の白砂青松100選」にも選ばれた美しい海岸で、ドラマの中でも印象的な場面になること間違いなしです。
物部川：自然豊かなシーンの撮影地
高知県を流れる物部川（ものべがわ）も撮影地のひとつとして判明しています。
物部川は四国山地を源流とする清流で、高知の豊かな自然を象徴する存在です。
ここでは、のぶと嵩が青春時代を過ごすシーンが撮影される可能性が高く、二人の関係を深める重要な舞台になりそうです。
高知新聞社：のぶの記者時代を描く
戦後、のぶは高知新聞社の女性記者として活躍します。
この新聞社は、実際にやなせたかしさんが戦後に働いていた場所でもあります。
戦争で価値観が大きく変わったのぶが、「言葉の力で世の中を変えたい」と奮闘する場面が撮影されると予想されます。
やなせたかし記念館：ゆかりの地として登場か？
高知県香美市にあるやなせたかし記念館・アンパンマンミュージアムも、ドラマの舞台として登場する可能性があります。
この記念館は、やなせさんの生涯や作品を展示している施設で、ファンにとって聖地のような場所です。
ドラマの終盤で、のぶと嵩が自分たちの歩んだ道を振り返る場面などで登場するかもしれません。
このように、高知県内には「あんぱん」の舞台となる場所が数多く存在します。
放送が始まったら、実際のロケ地を訪れてドラマの世界を体験してみるのもおすすめです！
茨城県のロケ地一覧
朝ドラ「あんぱん」では、茨城県も重要な撮影地として選ばれています。
特に戦時中や戦後の時代背景を再現するためのロケ地として、歴史的な建造物や昭和の雰囲気が残る場所が活用されています。
茨城県内で撮影が行われた、または行われると予想されるロケ地について詳しく紹介します。
ワープステーション江戸：時代背景を再現
ワープステーション江戸は、茨城県つくばみらい市にある撮影施設で、時代劇や歴史ドラマのロケ地として有名です。
NHKの朝ドラでは「虎に翼」などの作品でも使用されており、江戸時代から昭和初期の街並みが再現されています。
「あんぱん」では戦時中の東京や地方都市の雰囲気を再現するために、この場所が活用されると見られます。
雀神社（古河市）：重要なシーンが撮影
茨城県古河市にある雀神社（すずめじんじゃ）も、撮影が行われたことが判明しています。
2024年9月にエキストラ募集があり、ドラマの撮影が実施されました。
この神社は歴史ある神社として知られ、戦争時代の回想シーンや重要な場面に使われる可能性が高いです。
旧茨城県立土浦中学校本館：歴史的建造物を活用
土浦市にある旧茨城県立土浦中学校本館も撮影地のひとつです。
この建物は明治時代に建てられた木造校舎で、国の重要文化財に指定されています。
昭和初期の雰囲気を残しているため、のぶや嵩の学生時代の回想シーンとして登場する可能性があります。
このように、茨城県では戦前・戦中・戦後の時代を表現するためのロケ地が多数使用されています。
昭和の日本の風景をリアルに再現することで、視聴者に時代の移り変わりを強く印象づけるシーンが期待されます。
東京のロケ地一覧
戦後、高知を離れた主人公・のぶと嵩が夢を追いかけた地が東京です。
新聞記者として活躍するのぶ、そして漫画家を目指す嵩が奮闘する舞台となり、実在する歴史的な場所がロケ地として選ばれています。
東京編では、二人の生活のリアルさや、戦後の復興期の雰囲気を映し出すロケ地が登場することが期待されています。
三越百貨店：やなせたかしが働いていた場所
東京・日本橋にある三越百貨店は、実際にやなせたかしさんが働いていた場所です。
やなせさんはここでグラフィックデザイナーとして働き、現在も使われている三越の包装紙デザインを手がけました。
ドラマでは、のぶと嵩が東京で生活を始める様子や、三越で働く嵩の奮闘が描かれるかもしれません。
新宿区片町：やなせ夫妻が過ごした街
やなせたかしさんと小松暢さんが住んでいた新宿区片町も、物語の重要な舞台となりそうです。
二人が暮らしていたのは、六畳一間のボロアパート。風呂なし、トイレ共同、天井には穴が空いていたというエピソードが残っています。
ドラマでは苦しい生活の中でも夢を諦めずに頑張る二人の姿が、この地を舞台に描かれるでしょう。
千葉大学工学部（旧・東京高等工芸学校）：やなせが学んだ場所
やなせたかしさんが学んだ東京高等工芸学校（現・千葉大学工学部デザイン学科）も、回想シーンなどで登場する可能性があります。
ここで美術の基礎を学び、デザインの才能を磨いたやなせさんの青春時代が描かれるかもしれません。
このように、東京編では戦後復興期の日本で、二人が夢を追いかけた姿がリアルに描かれます。
現代の東京とは違う、当時の生活の厳しさや希望を映し出すシーンが期待されます。
朝ドラ「あんぱん」のストーリー概要
朝ドラ「あんぱん」は、『アンパンマン』の生みの親であるやなせたかしさんと、その妻・小松暢さんの人生をモデルにしたオリジナル作品です。
昭和初期から戦後にかけての激動の時代を生き抜いた二人の姿が描かれ、夢を追うことの大切さがテーマとなっています。
ここでは、物語の大まかな流れを紹介します。
主人公・朝田のぶと柳井嵩の出会い
昭和初期、高知県で「ハチキンおのぶ」と呼ばれる快活な少女・朝田のぶ（今田美桜）がいました。
一方、幼少期に父を亡くした柳井嵩（北村匠海）は、高知の伯父のもとで育てられます。
二人はある日、たった1個のあんぱんをきっかけに出会い、徐々に交流を深めていきます。
戦争を乗り越えて新聞記者へ
戦争が近づく中、のぶは女子師範学校に進学し、嵩は出征することになります。
戦争が終わった後、のぶは戦争で価値観が一変し、「真実を伝えたい」と新聞記者を志すようになります。
高知新聞社に女性初の記者として入社し、社会の変化を取材する日々を送ります。
東京で夢を追いかける二人の生活
やがてのぶは東京で新たな挑戦をする決意を固め、新聞社を辞めて上京します。
「あなたも後から来て」とのぶに言われた嵩は、彼女を追うように東京へ。
二人は六畳一間のボロアパートで暮らしながら、のぶはライターとして、嵩は漫画家として奮闘します。
しかし、すぐに成功するわけではなく、嵩は放送作家や舞台美術の仕事をしながら生活を支えます。
そんな中、「手のひらを太陽に」や「アンパンマン」が誕生し、やがて二人の努力が実を結ぶことになるのです。
朝ドラ「あんぱん」は、夢を諦めずに追い続けた二人の人生を描いた作品です。
放送が始まるのが待ち遠しいですね！
まとめ：朝ドラ「あんぱん」の舞台を巡ろう
2025年度前期の朝ドラ「あんぱん」は、高知・茨城・東京を舞台に、やなせたかしさんと小松暢さんをモデルにした物語を描いています。
それぞれのロケ地には、実際の歴史や文化が息づく場所が多く、ドラマを楽しむと同時に、モデルとなった人物の人生を深く知ることができます。
放送後は、これらの舞台を巡る聖地巡礼ツアーも人気を集めるかもしれません。
高知県：やなせたかしの故郷
- 琴ヶ浜（芸西村）：のぶと嵩の青春時代を描くロケ地
- 物部川：戦前の高知の風景を再現
- 高知新聞社：のぶが新聞記者として活躍
- やなせたかし記念館：ゆかりの地として注目
茨城県：昭和の風景を再現する撮影地
- ワープステーション江戸：戦時中・戦後の町並みを再現
- 雀神社（古河市）：重要な回想シーンの撮影地
- 旧茨城県立土浦中学校本館：昭和初期の学校を再現
東京：二人が夢を追いかけた地
- 三越百貨店：嵩が働いていた場所
- 新宿区片町：のぶと嵩が暮らした街
- 千葉大学工学部（旧・東京高等工芸学校）：やなせが学んだ学校
ドラマでは、これらの地がどのように映し出されるのか、今から楽しみですね。
放送が始まったら、ぜひドラマの舞台を巡って、物語の世界を体験してみてください！
この記事のまとめ
- 朝ドラ「あんぱん」は、やなせたかし夫妻をモデルにした作品
- 舞台は高知・茨城・東京の3か所で撮影が行われている
- 高知では琴ヶ浜や高知新聞社などがロケ地に
- 茨城ではワープステーション江戸や雀神社などが撮影に使用
- 東京編では三越百貨店や新宿区片町が登場する可能性あり
- 戦前・戦後の激動の時代を生きた主人公たちの姿を描く
- のぶは新聞記者、嵩は漫画家を目指して奮闘
- 二人の夢と挑戦、支え合う姿が見どころ
